元来、コイカルは旅鳥、冬鳥として大陸から西南日本に渡来することが多いのですが、
今年は珍しく関東の一角でも所々で見られているようです。
多摩公園のfieldにコイカルの雌が飛来しているというので
過日 午後から行ってみたが、撮影できず今日再度挑戦しました。
シメやイカルの中に混在する目的のコイカルの雌を撮影することがきました。
黒いほうかむりをした雄の姿よりはどこか品位を漂わせた雌の色合いが
とても気に入りました。
コイカル雌も構造色を見せ、日影のこの写真は褐色部が減色して暗灰色部が勝り、
より落ち着いた色合いになっています。 四枚目の日向での写真とは色合いが随分異なっています。
この写真では尾が深い凹尾で先に行くほど黒くなります。
奥の鳥がイカル。手前がコイカルの♀
①雌は頭部から顔、喉にかけて雄のように黒くなく、暗灰褐色
②翼は風切の羽先が白く、3列風切の上2枚が暗灰褐色。
③嘴は橙黄色で、先が暗灰色。④脇から横腹にかけては淡橙色から橙褐色味を帯びている。
⑤その他の羽色は雄に似ている。