中1日おいて、16日に第4子が誕生。
小さなカイツブリに更に小さなかわいい雛4羽が無事誕生。
午後2時頃までは4羽の雛と親鳥が大勢のカメラマンに見守られて
無事だったのですが、女性カメラマンの1人が雛の1羽がコイにパクット呑みこまれた
瞬間を見ていたという。第4子の証拠写真を撮っていたカメラマンはこの日の
猛暑に疲れたのか、この瞬間の事件には殆ど気がつかなかったのです。  
自然界の掟は実に厳しいのです。少しの隙があれば強者の餌食になってしまいます。
そのためにも野鳥は何羽も卵を生むということになっているのです。
今年の春から夏に生まれたカルガモの場合、私の観察できた範囲の計算では45羽生まれ、
生存し得た雛は約3割の15羽~17羽位だと推測されます。 


無事に4羽生まれた 証拠写真です。

 
水面に2羽、母鳥の背なに2羽の4羽。手前は父鳥。

 
1羽の雛が母鳥に餌をもらう動作を3羽がしっかり 見つめています。
タイトルは“羨望” とでもしますか?


親子

 
今日生まれた第4子を翼の中に入れ、 3羽の雛を見守っています。

巣は決して綺麗だとは言えませんが、よく観察していると
巣の全体の色はカイツブリの色によく似ていることが判ります。
保護色をしていて、天敵から身を守るのに最適なことがよく解ります。
時々巣の下から大きなコイなどの魚に揺さぶられたりして、
巣全体が小さくなり、再度池の底の落ち葉を何回も嘴で上げて来ては
懸命に積み上げて補修をしています。