今日9月10日はNHKの夜7:30からの「ダーウインが来た」では
今春生まれた井の頭公園のカイツブリの親子の生態が生き生きとうまく
まとめられていました。さすがNHKですね。

小さな身体で、周囲のゴイサギやカラスやカルガモやアオダイショウに
向かっていく猛勇果敢さには思わず感動しました。

ところで我がfieldの和田堀でも5年前の2012/7〜8月 にはカイツブリ親子が愛鳥家や
カメラマンを大いに楽しませてくれました。

そのdocumentをここに再度紹介します。何か感じられることが
あれば望外の喜びです。
 

いつものfieldは燦々と降り注ぐ真夏の太陽が眩しいなじみの場所でもあるのですが、

               この日はカイツブリファミリーに大きな悲劇が起こり、

               気持ちが真っ暗になる現実を観て、やや夏バテ気味の私の体調も手伝って思わずその

 光景を撮影しながら憐憫の情がこみ上げ、涙でFINDER が見えなくなってしまいました。

 母親の亡きがらにヒナが寄添い、離れようとしない現実を目にしてしまったからでした。

 辛うじて撮ったのがこの日の記録です。

              母鳥が死んだ原因は巣から100mほど離れた場所でいつものように、あるご夫人がカルガモや鯉に

                     パンクズを投げ与えているところに、カイツブリの母鳥が岸に最短距離で近づいた瞬間に猫の

ゴン太が前足で母鳥を一撃したと言う。

                  (カイツブリは人からよく餌をもらっていて、人懐っこくなっており、営巣する場所も岸辺から

              近い10m前後の池の中である。この位置はカラスやツミなどの天敵から自らを守るために編み出した

              好位置でもあるのです。)

一撃を受けた母鳥は一目散に巣に戻り、一撃された当たりどころが悪かったのか、

仄聞によればその日の内に巣の上で

死んでしまったらしい。(巣の上で前のめりになって死んでいます。)

3羽のヒナの子育て真っ最中の大惨事である。

後は推して知るべし!父鳥が慌てふためき、3羽の雛に餌を何回も取って来たり、背なに

のせたりして、甲斐甲斐しく懸命に育て上げようとしています。

今夏は猛烈な酷暑が続き、子育てがかなり遅れたために育児の苦労も例年より数段

厳しかったようです。

今日からでも父鳥に頑張ってもらって3羽が無事に育つことを願うのみです。


死んでしまった母鳥に寄添うヒナの目は涙で潤んでいます。


亡き母鳥の側で途方に暮れるヒナの姿があわれ・・・

 

2羽のヒナは父鳥の後を追っかけたましたが、一番小さなヒナは母鳥から離れようとしません。

 
父鳥に懸命に付いてゆこうとする第1子

 
『ママがいなくなってもくじけるんじゃないよ!』と父鳥はヒナに言い聞かせました。

3羽のヒナは 父鳥にうまく育て上げられますようにお祈りしましょう。


父鳥が 死んでしまった母鳥のために『もしや、この大きな魚で生き返るかもしれない』
と自分自身に言い聞かせるように

巣の方角に向かって 全力で急ぐ姿が何とも哀れでなりませんでした。

私は最近泣きたい時は哀調を帯びた崔岩光さんの『可愛い小鳥よ!』
をききながら、パソコンで 乾いた目を潤したり,心の洗濯をします。
左の帯のBookMarkから崔岩光さんの『可愛い小鳥よ!』のyoutubeに飛べます。

皆さんも悲しい時はひとりでこっそり思い切り泣いて下さい。
そして心の浄化ができたらまた明日に向かって気持ちを
切り替えてよく寝ることです。
小鳥さんがいつも元気なのは早寝早起きだからですよ。