集中豪雨で増水し、善福寺川が危険なため、
カルガモの雌親が6羽の幼鳥を連れて陸路を約500m下流から上流へと
緊急避難していました。
この日は午後から時間雨量約30mmの集中豪雨。
普段の30倍ほどの水量になり濁流となりました。
水鳥たちは危険を察知し、子供たちを連れて陸に上がります。
親子は急流から脱し、必死で石積みの急坂をフェンスの中へ・・・
桜並木に沿った陸路を上流へ。
母親は上流は水量が少なく子供にとって、
安全な場所があることがわかっているのです。
幼鳥に合わせた雌親は先頭に立って最後まで6羽をリードします。
遭遇した中学生や心ある方はじっとこれを見守りました。
危険な車道を横断しようとした時、私が優しく駄目出しをすると・・・
次回から素直に横断歩道を渡ってくれました。
この時、丁度タクシーが走ってきましたが、
私は手を上げて、親子連れを指さすと、
ドライバーは笑顔で応えてくださり、柔らかく止まってくれました。
道中、水かさがまだ減らないか?と親子で濁流を覗き込んでいました。
40分ほどの集中豪雨も止んで、一気に日が差し始めました。
40分ほどの集中豪雨も止んで、一気に日が差し始めました。
木陰の多い森を抜け、
セキレイ橋を渡り、対岸でひと休み。
「みんな、がんばったね〜」
母親はホッとして子供たちに温かい眼差しを投げていました。
やっとひと息ついた親子は慣れない陸路の長距離を歩いてきたので、
集中豪雨で降り溜まった水溜りで足を冷やしていました。
めでたし、めでたし!!