昆虫や蝶の擬態と言えば「薄ピンクの花に見事に似せたハナカミキリ」や「アゲハの幼虫と鳥の糞」、「シロオビアゲハの雌のベニモンアゲハが毒蝶に似せていてこれを食べた野鳥は嘔吐し、2度と食さない」等の色によるだましと撹乱は見事です。草の芽や枯れ葉に擬態し、捕食を免れようとする蝶や昆虫の擬態の不思議さにはその実態に遭遇するたびに驚かされ感動すら覚えます。一昨日近くの花壇の外回りのハナミズキの木肌によく似た色合いの地味な「ナガゴマフカミキリ」が交尾中でした。急いでシャッターを何枚か切りました。
後でPCでよく見ると少し移動しただけで、光と色に合わせるかのように見事に木肌の色に偽色していました。地球上には専門家の推計値によると1,000万種を超える昆虫や蝶がいるそうです。こういう風にきめ細やかな天敵から身を守る護身術を身につけている昆虫たちの生存術からすれば、この途方もない大きな推計値にも納得いくような気がします。

ところで新型コロナウイルスも1週間に1度くらいの変異をしながら世界中に蔓延しているということもごく最近わかってきたようです。人類は地球上で傲慢になりすぎたのかもしれません。それを警告するかのような新型コロナウイルスの登場です。我が物顔に行動半径を広げるなと戒められているような気もします。こんな最中にも人種間で戦争の準備を宇宙にまで広げようとしています。愚かなことです。このまま進めば人類はやがて地球上で同種打ちとなり、壊滅してしまうかもしれません。そうならないように世界中の政治家や社会の指導者には人類全体の調和を図るような強い理性と理念を持って発言・行動をしてもらいたいと思います。子孫繁栄、種の継承が人類(種)の大目的であってみれば目先の利益に惑わされることなく英知を集めて事にあたっていただきたいのが私たちの希望なのです。