熟した真っ赤な実を口にすると甘酸っぱさに驚く。
これを塩水につけて汚れを洗い流すとより食べやすい。
全国的に果物屋さんの店頭に並べられているのを
私は観たことがない。
近くの高校のグラウンドの並木の一部に約10本
雄木と雌木が交互に植えられている。
大きさはビー玉くらいの大きさで、
表面にツブツブの突起がある。
まだ黄緑の小粒から大粒の熟した赤紫の実まで
変化に富んでいて、この時期 ビワやグミのような
単色に近い実よりも風情があって味わい深い。
万葉集の頃から短歌にも歌いこまれているらしい。
葉束の間に実があり、色の明度も低いので、通りがかりの人もよほど眼を凝らさないと、気づきにくい。
グラウンドの外側に幹周り30cm以上の並木になっていて、
路上に熟した実も落ち始めていた。
雌木の隣の雄木は全く色気はなく葉っぱばかりだが、
雌木の隣に雄木を植えておかないと、結実度が低いらしい。
帰途、川沿いにいつもの散歩道を逆戻り。
「なかよしばしのたもとのヤマモモ」の実を初めて観察。
・・・で、
周囲のケヤキやタブの木の影になり、
育ちが良くないヤマモモの実
もう一本、
トウカエデの林の傍のヤマモモは・・・
葉っぱはよく茂っているが、この木も東半分、
周囲の木の影になり実のなり具合が遅れている。
・・・で。
恐らく公園の中は街路樹のある高校のグランド脇よりも、
温度が幾分(2,3℃)低いからだと思われる。
これからの実成が楽しみだ。