早朝4時半には起床予定。結果・・・眼が覚めたら6時10分前。
昨夜のうちに忘れ物のないよう、機材を車に積んでいたので、
そこそこに朝食らしきものを口に入れながら、6時40分出発。
山中湖到着8時15分前。コンビニでおにぎりとお茶を買い込み
目的地に向かう。
途中 2人の早起きのおばちゃまにポイントを聞くと、
意外と早くに到着。既に鳥撮りの車が2台道端にあった。
若葉と新緑が眼に眩しく、
絶えまない小鳥たちのさえずりが耳に心地よい。
階段を下りて直ぐに小鳥たちの水呑場。
まずは先客に静かに挨拶。
キビタキがもう撮れたと言う。
考えてみたら、みな同じような写真が撮れるのでは・・と懸念。
少しでも異質な、個性のある作品をと意気込んでも、所詮
私は初心者。
エ~い 儘よ、撮りたい様に撮るしかない。楽しめればいい。
ところで、「ヤマガラは芸達者な小鳥」ってご存知?
昔は“おみくじ引き”や“つるべ上げ”が神社のお祭りや小鳥愛好家の間でよく観られ、
私も兄たちと“つるべ上げ”をヤマガラに仕込んで楽しんだものでした。
今回横浜から来られていた I さんがひまわりの実を手のひらに乗せ、ヤマガラを呼ぶと見事に
指先に乗り、実を一つ口ばしに咥え、近くの木に持っていって、中味をきれいに食べました。
私もついやりたくなり、I さんにひまわりの実を数粒いただき、手のひらに載せて、待ちました。
すると直ぐに飛んできて、柔らかいタッチで私の手の小指に止まり、実を一つくわえて飛び去りました。
私は思わず子供の頃に兄たちとヤマガラを相手に遊びほうけていた頃を思い出し、懐かしくなって一つ深呼吸をしました。
ヤマガラは一瞬、私の眼がね越しにジッと私の眼を見ていました。
私はその時、大きな至福感がよぎるのを感じました。
珍しいコゲラの水浴び(この日-08.5.23は日中23度をこえた)