1991年に設立された日本昆虫協会の初代会長の奥本大三郎さん(73)は
フランス文学者でもあり、『ファーブル昆虫記』の完訳もされた大の昆虫愛好家です。
先生によると、「近代的な昆虫採集は西洋伝来ですが、あまねく大衆にまで広まったのは
日本だけ。日本人の目は本来、小さきものを愛でる「接写レンズ」を持っているから、
蝶や昆虫に焦点が合い、深く愛着を感じられ続けたのだろう」と 。
私も日本人であってみれば、毎年毎年老いを重ねても身の回りの美しい蝶や昆虫に
季節ごとに興味がつきません。
地球上でも我が日本の国土の7割は緑に覆われ、人心もこの緑縁のおかげでどんなに
多忙な時でも自分の気持ち次第で森や生き物に接することができます。
これほどの幸せは他にないものと信じています。
いわば自然教です。お金よりも地位よりも毎日の生活が自然と共にあれば
真夏でも公園の森の中で一つ大きな深呼吸すれば心身ともに充実感が持てます。

身の丈10mmに満たないテントウムシが0.1~2mmの虫を捕獲しようとしています。

口にくわえてムシャムシャ!

 

黄色いのも

 

 

赤いのもいます

ホソヒラタアブ

ナミテントウムシ

 

 

 

アシナガキンバエ

涼しいので長い間、羽を広げていたベニシジミ夏型

 

 

 

 

美しい裏面

 

 

昆虫を狙っているトカゲがカメラの方を睨みつけました