吉田家住宅は、享保6(1721)年に建築された、実年代のわかる県内最古の民家です。平成元(1988)年に国の重要文化財建造物に指定されました。建物の規模は桁行21.8m、梁間10.5mを測ります。 入母屋造りで茅葺屋根を持つ大きな民家です。間取りは「三間広間型」と呼ばれ、奥に2間の畳敷きの座敷、手前に広い板間のある江戸時代の典型的なもの。板間にはいろりがきられ、土間の中央やや北側に大きな一口のかまどがあります。南側の大戸脇には風呂場があり、その対岸の北側には流しが作られて […]