早朝6:30。桃色の桜が満開の桜ヶ丘の記念樹の林に立つと聞こえて来るのは小鳥たちのさえずりのみ。こんなシーンを独り占めできるのは幸せなのか、不幸なのか私には解らない。確かなことはこの地が私の生まれた高野山であり、あと残った年月は生きてきたそれよりも遥かに短い事である。このルポは東京で書いている・・・・思い出が一杯詰まったふるさとの友人や家族や深い山や澄み切った小川のせせらぎを思い巡らせながら、好きな音楽を耳にしつつ、文をしたためている途中、どっと涙があふれてきたりする。僕はも […]
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