ブルガリアの世界的民族歌謡歌手ヴァリア・バルカンスカのミニチャリティ・コンサートに参加しました。
ヴァリア・バルカンスカはブルガリア南部のスモーリャン在住のブルガリア民族歌謡歌手です。
1977年、ブルガリアン・ボイスの頂点である彼女の歌は、今なお
ベートーベンの第9、カーター元米大統領のメッセージ、鶴の巣籠り(尺八・山口五郎)などとともにゴールデン・レコードに収録され、
異星人への地球からのメッセージとして宇宙探査船・ボイジャー1号・2号の中で遥かな宇宙を旅しています。
その歌は、「イズレル・エ・デリョ・ハイドゥティン」で、オスマントルコに支配を受けつつも、
国を愛し、17世紀後半に独立のために戦ったブルガア人リーダー・デリョの思いを歌い上げたものでした。
私はmystery voicesとまで噂のあるblugarian songを生演奏で聞いてみたかったのです。
彼女とバグパイプ奏者の生演奏はややtoo oldでしたが、充分堪能できました。
図らずも 日本民謡にも通じる、コブシの効いた心地よく感涙できる歌にも巡り逢えました。
家族への息子への切々たる願いが伝わってきます。
それはBinka Dobrevaさんの“DANIOVA Mama”という歌です。(youtubeでご視聴を・・・)
http://www.youtube.com/watch?v=WUUFO3tT7a4&feature=player_embedded
この曲想は今回の東日本大震災をはじめ、世界中の不幸をかき集め、
その不条理に悲嘆にくれる有様を
歌い上げているように私には思えてなりません。
これが世界中の人々に愛されるmystery voicesの所以なのでしょう。
宇都木さん,奥様、お嬢様、お誘い有難うございました。
ご両人の熱演、大使館のダニエラ・ニコロヴァさん、
通訳の方、裏方の皆様のご尽力に感謝いたします。
交歓会
!?
“DANIOVA Mama”の英訳です。
母の嘆きと母性の命をつなぐ強い願いはいずこの国も同じようです。
Danio’s mother was saying(to herself): Danio, my son, Danio… I’ve had enough, I’ve suffered enough(2) because of your father’s deeds(2), When you were in the cradle your father left me and he went to the mountains. I was taking care of you, and I brought you up. But when you grew up you went to the mountains,too. Come here, boys,come back! I want to organise you weddings, and to enjoy having young daughters-in-law, I want to watch my daughters-in-law, and to bring up little grandchildren!