ムジセッカの特徴・・・頭部から背、尾にかけて一様に灰褐色。
過眼線は黒褐色。喉から下腹までは汚白色。脇と下尾筒は淡褐色。
茂みの中をすばやく移動する。警戒心がウグイスに比べはるかに
ない。冬場の鳴き方は「チヤツチヤツチヤツ」とウグイスよりは軽く澄んだ声で聞こえる。
全体の色と形を比べた方が、一目瞭然かも知れない。
ウグイスの特徴・・・(作春のヤマブキの花の傍で撮った
ウグイスと比べてみよう。)成鳥は頭部から背、尾までの上面と
翼が灰色味のある暗黄緑色。汚白色の眉斑と淡黒褐色の
過眼線がある。尾が長い。
冬場の地鳴きは「ジャッジャッジャッ」とかなり強い濁り鳴きである。
各々の特長は「日本の野鳥590」を参考にさせていただきました。
以上の比較でこの小鳥はムジセッカと推測できる。
いずれにしても「スズメ目ウグイス科」なのでそんなに遠くない
親戚筋なのでしょう。
「スズメ目ウグイス科」の小鳥はウグイスからキクイタダキまで
30種以上にもなるのです。
ここで一句・・・
メジロ来て 山茶花の宿 賑わえり
そして更に事情を知った人だけが知る
如何ともしがたい ものの哀れを思い・・
落涙に咽びながら・・・歌に託すしかない一首を・・・
セッカ来て 山茶花の宿 明け渡し
酷寒の夜を いずこにて寝ぬ