ダイサギ、中サギ、コサギ、アマサギ、カラシラサギ、ムラサキサギ、アカガシラサギ
アオサギ、ヘラサギ、クロツラヘラサギ、ゴイサギなどは撮っていますが、 

クロサギは私に(連れの3人も)とってはライファーであり、珍鳥です。
千葉の片貝漁港で鳥友3人とグンカン鳥をほぼ撮り終わった頃、
今年5月に舳倉島でご一緒したMさん(奥様ご同伴)にばったりお会いしました。
お互いに高齢なために顔は覚えているが名前が突差に言えない、
いわゆる相貌的知覚の減衰で、
「お久しぶりです、Mです。失礼ですがお名前は?」と私。
「森・・です』と彼。続けて「お名前は?」と彼。「Mです!」と再度の返答。
その彼がグンカン鳥が現れないので、島の思い出話しを懐かしさを
噛み締めながらお互いに語りあった後、
覗いていたかなり遠くのターゲットを目ざとく見事に見つけ、親切に教えてくださったのです。
それがこのクロサギです。
望遠でも届きかねる距離だったので、 鳥友3人と対岸の入江の奥まで車に
機材を積み込み、距離を稼いで(約7分)接近することにし、
撮りに急ぎました。
クロサギその他の水鳥をひとしきり撮れました。

「Mさん、ありがとうございました。オタッシャで。またどこかでお逢いしましょう。
私は入江の元いた対岸の方向にレンズを向け、FInderを覗くと、
車のそばでこちらをジッと見つめてくださっていました。
「無事に撮れたのかな?」と。
それはそれはとても優しい、眼差しでした。 

森・・さんにはお別れの挨拶もせず、3連休最終日でもあったので、早めに帰路の混雑を避けるため、
入江の奥から九十九里海岸の車道に出て東京・杉並へハンドルを切りました。 


ひと休み


お立ち台


陸渡り


探餌


飛翔


飛び出し


着床


探餌


カルガモとクロサギ


ウミウとクロサギ


こちらを見守ってくれている対岸のMさん。ありがとうございました。