来年が空海(弘法大師)が高野山を開創されてから1200年に当り、
これを祈念して金堂の正面前にあった中門が再建完成されました。
現在はまだ工事囲いがあって足下は見えませんがこれが6月に取り払われますと
真言宗挙げての長年の念願だった中門の偉容が現れます。過去6回の火災に見舞われ、
江戸時代(1843年-天保14年)から長年消失したままになっていた中門が7たび再建される訳で、
壇上伽藍は一層充実したものになり、山岳仏教の原型を復元する事となり
世界文化遺産(紀伊山地の霊場と参詣道)の一角のわが町高野山が 再度繁栄する事となります。
現在の建築技術の集大成(大林組)とも言える中門の姿はこの礎石をベースにして少年野球を
やっていた私にとって感慨一入のものがあります。
東西25m,南北15m,高さ16M。
思わず建物に向かって、そして私がこの地に生を受けた事に感謝し、過去を現在を
そして将来を思いめぐらせ
感涙に咽びながら頭を垂れ深く合掌致しました。
偉容を誇る再建された中門の正面
西側半分の部分。桧皮葺の屋根。柱材等はシックな赤の丹土色(につちいろ)。
この時期新緑と好対照に映えます。(奥は金堂)
UPした2階部分。
高野四郎の鐘楼(日本で4番目の鐘)
金堂の東南部
伝承の逸話を秘めた3枯の松。
金堂から大塔を望む
孔雀堂の裏庭
白藤と馬酔木
日影の遅咲きのシャクナゲ
金剛峰寺正面のシャクナゲ
蛇腹道からお寺の大屋根を観る
壇上伽藍の入り口
参詣人と新緑の蛇腹道
蛇腹道から周囲の山を望む
町並み
六時の鐘