5/14日朝、いつもの公園に向かって撮影機材を自転車に積んで走り、
道中、面識のあるご夫妻にお会いし、
「池の方で‘シマノジコ’が見つかったんですって!」とお聞きし、
私は過去に舳倉島で撮っていたので一瞬耳を疑いながら
「何かと間違えたのでは?」などと聞き返しながら、
池の側まで到着すると何やら騒々しく見失ったその鳥の周辺に
birderがたむろしていました。
5人の鳥友の撮れたての写真を見せていただくと
まさしく“シマノジコ”の第1回夏羽の色をしていました。
8年前の2013年の5月14日舳倉島で撮ったmy blogを見てみると
やや未成鳥のような淡い色をした個体とそっくりでした。
間違いなく“シマノジコ”でした。
シマノジコは今までは日本海側の島嶼に飛来することが多く、
太平洋側では私の記憶とnetなどの情報でも少ないのです。
前日の13日は5月中旬としてはかなり激しい雨が降りました。
シベリア生まれのシマアオジやシマノジコは冬場は 南西諸島や中国南部、朝鮮半島で過ごし、
この時期(初夏)シベリアや北海道に渡る旅の途中に都市公園に1拍飛来したようです。
この小鳥は単独か小集団で移動することが多いようです。
5人の写真ではオスの1羽だけのようでした。
撮影時間は早朝6:55~7:15の間だったそうです。
その後、かなり太い繁茂したスダジイの木の真ん中あたりに隠れ、
時々小声で囀っていました。2時間ほど、少し動くのを観察し続けましたが
いつの間にか梢の方からbirderたちの目を欺くように姿が見えなくなり、
あたりは子育て中の地元のシジュウガラの声やヒヨドリの声だけが
聞こえるのみでした。
参考:5/13~14日にかけての天気図です。